「天使の海老」とは、味も鮮度もトップレベルといわれる海老のプレミアムブランド。当社では温燻製と冷燻製、2つの燻製方法で商品化しています。今回は、冷燻製タイプを使用し、そのやさしい甘みとプリっとした食感を生かした洋風茶碗蒸しをご紹介しましょう。
もくじ
「天国に一番近い島」と称されるストレスフリーの「楽園」で生育
「天使の海老」の産地は、南太平洋に浮かぶ数十の島々からなる「ニューカレドニア」。ここには、世界有数の美しいビーチや、ユネスコの世界遺産にも認定された珊瑚礁があります。
こうした夢のように美しい景観を擁していることから、「天国に一番近い島」と呼ばれています。

そんな美しい自然環境は、生き物にとっても理想的な楽園。世界最大規模の広さを誇るラグーンには、さまざまな海洋生物が生息しています。
「天使の海老」は、天然の浄化作用を持つマングローブ林に囲まれた海で育てられています。
抗生物質や着色料は不使用。世界トップレベルの品質管理
「天使の海老」の正式名称は「パラダイス・プロン」。世界最高品質といわれる品種で、髭が長いのが特徴。体長は大体16〜17cmと大きめ。殻が薄いため、丸ごと食べられます。
また、世界的に見ても食品基準の厳しいフランスにおいて、「天使の海老」は最高品質の称号である「クオリサート(QUALICERT)」を受けた世界で唯一の海老です。

そんな高品質の秘密は、厳密な細菌検査をはじめとする徹底した衛生管理が行われていること。汚染のない安全な海で育てられていること。また、弾力や色をよくするための抗生物質や着色料は一切不使用です。「ストレスフリーの環境で育てられたからこそ」の最高品質です。
旨みと甘味を生かしてしっとり仕上げた冷燻製
茹でる、焼く、揚げるなどさまざまな料理に用いられている「天使の海老」ですが、とくに刺身で食べるとそのおいしさがよくわかります。身には「旨み」が凝縮されています。

食べ物の旨みのもとになっているのが食品に含まれるアミノ酸ですが、「天使の海老」には、このアミノ酸が多く含まれていて、その量は天然の車海老をも凌ぐ数値なのだそうです。
そんな、そのままでもおいしい「天使の海老」を、贅沢に燻製にしたのが当社の「スモーク天使の海老」。冷燻製と温燻製、2つのタイプの商品があります。
今回、冷燻製は15度以下で仕上げるこの方法は、とろけるような食感とともに、海老の甘みと燻製のやさしい薫りを堪能できます。
冷えた白ワインや日本酒との相性も最高です。

海老から漂うほんのりとした薫香を楽しむ
今回は冷燻製の「スモーク天使の海老」を使った、洋風茶わん蒸しをご紹介しましょう。
出汁の代わりにコンソメを加えた卵液にブロッコリー、カニかまぼことともにスモーク天使の海老(冷燻製)を加えて蒸し上げました。
弱火で時間をかけて蒸す間に、卵液に薫香がほどよく移り、熱々でも、冷やしても風味豊かにいただけます。
なお、ブロッコリーはお好みの野菜に、カニかまぼこは他の練り物に置き換えるなどしてアレンジしてもよいでしょう。
スモーク天使の海老(冷)の洋風茶碗蒸し

■材料
卵 1個
コンソメ(顆粒) 小さじ1
湯 150ml
スモーク天使の海老(冷) 2尾
ブロッコリー(ゆでたもの) 適量
カニかまぼこ 適量
【栄養情報(1人あたり)】
エネルギー 103kcal
たんぱく質 15.9g
脂質 3.0g
炭水化物 1.5g
食塩相当量 2.8g

■作り方
①コンソメを分量の湯に溶かして冷ます。
②卵を溶きほぐしたものに①を加えて混ぜて漉す。
③器にブロッコリー、カニかまぼこを入れて卵液を泡立たないように静かに注ぎ、スモーク海老をのせる。
④湯気の立った蒸し器に入れ、火を弱火に落として10~15分、表面が固まり、竹ぐしをさして透明な液が上がってくるまで蒸す。