Kaoriの熏るハーブ&スパイスSTORY /vol.2 チャービル

kaoriのハーブ&スパイスSTORY vol.2 チャービル

この記事を書いた人

芦屋香織

(年齢:40代 出身:大阪府) ECサイト担当。就寝前にKaoriでも販売中のオロロソ・リオ・ヴィエホをちびちび飲んで、幸せな香りの余韻に浸りながら布団に入る毎日。スモークかんぱちが一押しですが、冬の温かいおつまみには桜燻汐鮭もおすすめです!

kaoriの熏るハーブ&スパイスSTORY
vol.2 チャービル

料理やお菓子作りに欠かせないハーブやスパイス。さまざまなハーブやスパイスの中でもKaoriシリーズを販売する、燻製一筋60年の(株)ヒラオの燻製や魚介の加工品と相性がよいハーブやスパイスを紹介しています。

第2回目となる今回は、優しげな見た目ですがとても守備範囲の広いハーブ、チャービルを紹介しましょう。

チャービルはどんなハーブ?

チャービルの原産地や見た目、味について

チャービルは前回紹介したディルと同様、セリ科の植物です。別名をセルフィーユと言い、原産地もやはりディルと同様、南ヨーロッパまたは西アジアと言われています。

繊細なかたちで人気があり、葉も柔らかく食べやすいので、実際にレストランなどでは料理にお菓子にと重宝されるハーブです。

チャービルの見た目は、イタリアンパセリやパクチーともよく似ています。実はこの3つはみんなセリ科に属しており、そのため似たような見た目をしています。ただチャービルにパクチーのような強い味はありません。

新鮮なチャービルの葉
新鮮なチャービルの葉。確かにイタリアンパセリやパクチーと似ていますね。
パクチー
パクチー
イタリアンパセリ
イタリアンパセリ

スイーツの飾りとしても見かけるチャービルの味は…?

ケーキを買うと、その上に鮮やかなグリーンの葉が小さくちょこんと乗っていることがありますが、これが大抵チャービルです。

料理のみならず製菓でもひっぱりだこのチャービルは、ケーキやムース、ゼリーなど、さまざまなお菓子に添えられます。

お菓子や料理のアクセントとしてだけではなく、食べておいしいのもチャービルの特徴です。 ケーキを食べるときには取り除いてしまう方もあると思いますが、もし出会ったら一度口にしてみてください。爽やかな香りとほのかな甘みを感じられるはずです。

チョコレートケーキを引き立てるチャービル
みずみずしい若葉のようなチャービルのグリーンが、スイーツの見た目を引き立てます。

料理にも大活躍! チャービルの使い方

肉料理、魚料理…、いろいろな料理に使われるチャービル

チャービルはチャーミングな見た目だけでなく、実用性も高いハーブです。

食材としてチャービルを使うメニューとしては、オムレツやポテトサラダがポピュラーです。

シンプルにじゃがいもだけのポテトサラダに、さっと刻んだチャービルをプラスすれば、見た目も香りも爽やかな一品に変身!

もしたっぷりチャービルがあるならオムレツもおすすめです。茎のシャキシャキ感を残して仕上げると、ひと味違った味わいのオムレツを楽しめます。

ポテトサラダに入れてもおいしいチャービル
飾りではなく、素材としてポテトサラダに入れてもおいしいチャービル。

Kaoriではスモークかんぱちをチャービルやディル、ミニトマトなどと一緒に皿に盛りつけて、サラダ風にしてご紹介しています。かんぱちとチャービルも相性のよい素材です。

Kaoriのスモークかんぱちはこちらから

スモークかんぱちのハーブ盛り
チャービルは見た目よし、味もよしの万能選手!

スモークムール貝のオープンサンドに添えたチャービル。若葉のように生き生きしたグリーンでごちそう感がアップしますね。

Kaoriのスモークムール貝はこちらから

チャービルを添えたスモークムール貝のオープンサンド

チャービルを入れることで料理のおしゃれ感がぐんと上がるのは嬉しいところ。 ただ、チャービルの香りは熱には弱いので、加熱して使う場合は長時間火にかけないようご注意くださいね。

チャービルを使う、とっておきレシピ

チーズと相性のよいミックスハーブ、フィーヌゼルブ

フィーヌゼルブはフランス語で「細かく刻んだハーブ」という意味です。基本はチャービルのほか、フレンチタラゴン、チャイブ、イタリアンパセリを細かく刻んで混ぜ合わせたもののことを言いますが、ミントや香草などお好みのものを使ってもOKです。

フィーヌゼルブを使った簡単なレシピは、クリームチーズなどの柔らかいチーズやバターに混ぜ合わせるもの。またオリーブオイルに混ぜてドレッシングにしてもおいしくいただけます。

ハーブバター
細かく刻んだミックスハーブ、フィーヌゼルブを混ぜたハーブバター。食用スミレを混ぜてさらに華やかに。

家庭でのチャービルの育て方

室内でも育てられるチャービル

チャービルは湿り気がある土で、半日は日陰になる涼しい場所を好みます。寒さには強く暑さには弱い傾向があり、直射日光が苦手です。また、乾いている場所も育てるのに適していません。 

チャービルは成長しても50センチ程度なので、室内やプランターで育てやすいハーブと言えます。こぼれ種でもよく育つので、発芽したら適度に間引き、それぞれの間隔を20センチほどにしておきます。

室内でも育てやすいチャービル
室内でも育てやすいチャービル。フィーヌゼルブは間引きしたチャービルを利用しても作ることができます。

チャービルの収穫

チャービルは生長が早く、種まきから1か月もたつと葉を収穫できるようになります。室内で育てれば冬でも収穫できるので、いまから育てるとクリスマスのデコレーションに重宝しそうですね。
花を咲かせて種を取るとずっと育てられるので、ひと株は花を咲かせて種をとるのがおすすめです。

チャービルを使ったスモークサーモンのサラダ
チャービルのミニポットはお部屋の装飾にも
料理に、装飾に。これからの季節チャービルの葉は特に活躍しそうです。テーブルに飾ってもステキですね。

いかがでしたか?

デコレーションや料理の素材、そして食卓の彩りとして。
チャービルがあれば日常もちょっぴり華やぎそうです。

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芦屋香織

(年齢:40代 出身:大阪府) ECサイト担当。就寝前にKaoriでも販売中のオロロソ・リオ・ヴィエホをちびちび飲んで、幸せな香りの余韻に浸りながら布団に入る毎日。スモークかんぱちが一押しですが、冬の温かいおつまみには桜燻汐鮭もおすすめです!