<レシピ35/動画つき>3種のサーモン食べ比べ①|スモーク紅鮭のカルパッチョ 塩レモンソース

スモーク紅鮭のカルパッチョ 塩レモンソース

この記事を書いた人

芦屋香織

(年齢:40代 出身:大阪府) 旨口の日本酒にはまるECサイト担当。甘口でも、辛口でも。

ひと口に「スモークサーモン」といっても、原料となるサーモンにはいくつかの種類があることをご存じでしょうか。脂のりや身質、旨み、色合いにも、それぞれ違いがあります。

スーパーや専門店で「紅鮭」「トラウトサーモン」「アトランティックサーモン」といった名前を見かけたことがある方も多いと思います。でも、「実際には何が違うの?」と聞かれると、意外と答えるのは難しいものです。

そこで3回にわたり、スモークサーモンに使われる代表的な3種類のサーモンについて、それぞれの特徴と、その持ち味を生かしたアレンジレシピをご紹介していきます。

第1回は、日本でも古くから親しまれてきた「紅鮭」。紅鮭ならではの味わいやおすすめの食べ方とともに、爽やかな「塩レモンソースのカルパッチョ」をご紹介しましょう。

スモークサーモンは、原料のサーモンで味わいが変わります

日本で流通しているスモークサーモンの原料としてよく使われるのが、「紅鮭」「トラウトサーモン」「アトランティックサーモン(ノルウェー産)」の3種類です。

同じ「スモークサーモン」でも、身質や脂のり、旨みの強さなどはそれぞれ少しずつ異なります。

それぞれの特徴を知っておくと、そのまま味わうだけでなく、サラダやオードブル、サンドイッチなど、料理に合わせて使い分ける楽しみも生まれます。ワインやチーズとの組み合わせを考えてみるのも楽しいですね。

サーモンの違いを知ることで、いつものスモークサーモンが、もう少し奥深く楽しめるようになります。

スモークサーモンとメロンのカプレーゼ風

紅鮭の特徴|力強い旨みと鮮やかな赤色

さて、今回取り上げるのは「紅鮭」。天然サーモンを代表する魚種のひとつです。

主にアラスカやロシア近海などで漁獲され、ひと目でわかるほど鮮やかな赤色の身が特徴です。この赤色は、天然のプランクトンやエビ類を豊富に食べて育つことで蓄積される「アスタキサンチン」と呼ばれる抗酸化物質。

抗酸化物質とは、体内の「サビ」の原因となる活性酸素を抑えてくれる成分のことで、細胞の老化を防ぐ働きをもっています。

こうしたことから、サーモンはアンチエイジング食材としても知られており、その中でも赤みの強い「紅鮭」はより注目を集めています。

鮮やかな赤色の身が特徴の天然紅鮭

紅鮭の大きな魅力は、濃厚で力強い旨みと、しっかりとした身質です。

脂のまろやかさを楽しむタイプのサーモンとはひと味違い、鮭そのものの旨みや風味を感じやすいのが紅鮭。噛むほどに旨みが広がり、後味はすっきりとしています。
脂より、身の旨味を楽しむサーモンとして、サーモン好きから高い評価を受けています。

スモークサーモンにしても、燻製の香りに負けないしっかりとした味わいがあります。また、身が締まっているためスライスしたときにも崩れにくく、断面の美しい赤色と食感を楽しんでいただけます。

Kaoriのスモークサーモン 天然紅鮭100g
スモークサーモン(天然紅鮭)100g

スモーク紅鮭のおいしい食べ方

まずはシンプルに、そのままで

スモーク紅鮭の魅力を存分に味わっていただくなら、まずは何も加えず、そのまま召し上がってみてください。

何か添えるなら、オニオンスライスやケイパーなど、シンプルなものだけで十分です。紅鮭ならではの力強い旨みと、冷燻製の繊細な薫りをじっくり楽しんでいただけます。

そのままでも楽しめるスモーク紅鮭

クリームチーズなどの乳製品とも好相性

次にぜひ試していただきたいのが、クリームチーズやサワークリームなどの乳製品との組み合わせです。

クセが少なく、クリーミーでまろやかな乳製品を合わせることで、紅鮭のしっかりとした旨みがより引き立ちます。ワインのおつまみや前菜にもぴったりの組み合わせです。

イチ推しは「塩レモン×オリーブオイル」の爽やかな組み合わせ

そして、私たちが今ぜひおすすめしたいのが、「レモン×オリーブオイル」の組み合わせです。

レモンの爽やかな酸味とオリーブオイルのコクを合わせると、紅鮭の旨みを生かしながら、後味はさっぱり。ついついもうひと口、と箸が進む味わいになります。

今回は、この相性のよい組み合わせにヨーグルトを加えた、まろやかな「塩レモンソース」を合わせて、色鮮やかなカルパッチョに仕上げます。

スモーク紅鮭のカルパッチョに添える、まろやかな「塩レモンソース」

野菜やカテージチーズを添えると、見た目もぐっと華やかに。食卓を彩る前菜としてはもちろん、ワインと楽しむ一皿にもおすすめです。

ソースに使用した、「塩レモン」は、爽やかな酸味とまろやかな塩味がくせになる万能調味料。魚や肉、野菜、さまざまな食材と相性がよく、その美味しさを引き立ててくれるので、多めに作って、いろいろな料理に使ってみてください。

ひと匙加えるだけで、味がぐんとリッチに、ランクアップします。

スモーク紅鮭のカルパッチョ|塩レモンソース

スモーク紅鮭のカルパッチョ 塩レモンソース

材料(1皿分)

スモークサーモン(紅鮭) 1パック
セロリ 50g
紫たまねぎ 1/2個
パプリカ 50g
カッテージチーズ 20g
ケイパー 適量
チャービル 適量

栄養情報(1皿分:ドレッシングを除く)

エネルギー 218kcal
たんぱく質 23.8g
脂質 7.9g
炭水化物 15.5g
食塩相当量 3.3g

スモーク紅鮭と野菜を使ったカルパッチョ

1分動画で見る

スモーク紅鮭のカルパッチョ|塩レモンソースの動画 ▶

※クリックするとYouTubeで再生します

塩レモンソースの材料

<作りやすい分量>
かんたん塩レモン(※作り方は、下記参照) 小さじ2
プレーンヨーグルト 大さじ3
オリーブオイル 大さじ3
はちみつ 小さじ2
黒コショウ 少々

カルパッチョに使用する塩レモンソース

カルパッチョの作り方

①塩レモンソースを作る
塩レモンソースの材料をすべて合わせ、なめらかになるまでよく混ぜる。

塩レモンソースの材料を混ぜる

②野菜を切る
セロリ、紫たまねぎを薄くスライスする。パプリカは食べやすい細切りにする。

カルパッチョ用に野菜を細切りにする
カルパッチョ用に切った野菜
カルパッチョ用に細切りにした野菜

③野菜にソースをなじませる
②に、①のソース大さじ1を加えて混ぜ、なじませておく。

野菜に塩レモンソースをなじませる

④紅鮭スモークを盛り付ける
皿に③を広げ、その上にスモーク紅鮭を重ねるように盛り付ける。

野菜の上にスモーク紅鮭を盛り付ける

⑤トッピングを散らす
カッテージチーズ、ケイパー、チャービルを彩りよく散らす。

カッテージチーズとケイパーをカルパッチョに散らす
彩りよく盛り付けたスモーク紅鮭のカルパッチョ

⑥塩レモンソースを添えて完成
仕上げに塩レモンソースを添える。お好みの量をかけながらお召し上がりください。

塩レモンソースを添えたスモーク紅鮭のカルパッチョ

万能調味料「かんたん塩レモン」の作り方

カルパッチョのソースに使用した「塩レモン」は、爽やかな酸味とまろやかな塩味が楽しめる調味料です。

素材のおいしさをぐんと引き立ててくれる「塩レモン」、今回のようなスモーク魚介はもちろん、白身魚のポワレや魚介のグリル、チキンソテー、ポークソテー、サラダのドレッシングなど、さまざまな料理に活用できます。

材料はとてもシンプル。作って冷蔵庫でなじませておけば、いつもの料理に爽やかなアクセントを加えたいときに便利です。多めに作って、いろいろな料理に使ってみてください。

材料

レモン(国産またはワックス処理されていないもの) 大2個
粗塩 大さじ1

かんたん塩レモンの材料

1分動画で見る

塩レモンの動画 ▶

※クリックするとYouTubeで再生します

作り方

①レモンの下ごしらえをする
レモンのへたを落として縦に4等分にし、中心の白い部分を切り落として種を取り除く。

レモンを縦に4等分にして種を取り除く

②レモンを小さく切る
①をフードプロセッサーにかけやすい大きさにカットする。

塩レモン用のレモンを小さく切る

③レモンと塩をフードプロセッサーに入れる
カットしたレモンと粗塩をフードプロセッサーに入れる。

レモンと粗塩をフードプロセッサーに入れる

④なめらかになるまで細かくする
レモンと塩がよく混ざり、全体が細かく、とろっとした状態になるまで粉砕する。

フードプロセッサーでレモンと塩を細かくする
細かくなめらかになった塩レモン

⑤保存容器に入れて冷蔵庫でなじませる
煮沸消毒した保存容器に移し、冷蔵庫で2~3日なじませてから使用する。

塩レモンを保存容器に入れる

完成です!

完成したかんたん塩レモン

数日置くと、酸味と塩味がよりまろやかに

下の写真は、右側が作りたて、左側が冷蔵庫で約1週間置いたもの。
時間がたつと、よりとろっとした質感になり、酸味や塩味も徐々になじんでまろやかな味わいになります。

作りたてと冷蔵庫でなじませた塩レモンの比較
右:作りたて 左:冷蔵庫で約1週間なじませたもの

スモーク紅鮭を、爽やかな塩レモンで楽しんで

力強い旨みとしっかりした身質が魅力のスモーク紅鮭。まずはそのまま味わい、次は乳製品やレモン、オリーブオイルなどを合わせると、また違ったおいしさを楽しめます。

今回ご紹介した塩レモンソースのカルパッチョは、紅鮭の鮮やかな色も生かせる華やかな一皿です。前菜やおもてなし、お酒と楽しむ食卓に、ぜひお試しください。

この記事を書いた人

芦屋香織

(年齢:40代 出身:大阪府) 旨口の日本酒にはまるECサイト担当。甘口でも、辛口でも。